働き方改革取り組みのポイント
新たなキャリアップ制度を導入したことで、生産性の向上を目指しています
取り組み内容
新たなキャリアアップ制度を導入しました① 制度の概要
新たなキャリアップ制度では、正規職員や非正規職員といった区分をなくし、勤務時間や勤務地制限の有無などを踏まえた4つの区分(ステージ)を設けました。
また、職員一人ひとりが半期に一度「目標書」と「自己申告書」を作成します。これらは、具体的に達成したい目標件数などを記載する「目標書」と今後どのようなキャリアの形成を望むのかを記載する「自己申告書」があります。
業務内容や「目標書」の内容に対する評価を行い、キャリアベース給に付随する「職務成果給」として賃金に反映させています。
新たなキャリアアップ制度を導入しました② 導入の背景
導入の背景として、小売業が直面している「人手(人材)不足」に歯止めをかけることがあります。区分を無くし待遇を改善することによって、現在従事している優秀な人材の流出を防止しています。また、職員自身のライフスタイルや働き方が選択できることによって、職員の能力を発揮しやすい環境を整備する必要性もありました。
しかし職員の賃金に結びつく大きな変革であったため、それに伴う職員のとまどいに対しては、導入前に制度の説明を丁寧に行いました。
新たなキャリアップ制度を導入しました③ 導入の効果
令和2年11月から導入した後、育児休業から復帰した職員がステージを変更した他、ブルーステージ(上記表参照)の離職者が減少しました。また、導入前まで非正規のパート職員だった方が、導入後における待遇の改善により育児休業を取得するなどのよい変化が生まれています。
加えて、具体的な目標書の作成を行ったことで、残業時間が削減された事業所があり生産性の向上も少しずつ現れています。
認定項目
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