企業名・事業所名 |
株式会社井原組 |
業種 |
建設業 |
所在地 |
山口市徳地堀1981番地4 |
企業ホームページ |
https://iharagumi.jp/
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業務内容 |
土木工事、舗装工事、コンクリート補修工事
建築工事
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従業員数 |
18名 |
働き方改革取り組みのポイント
生産性向上は“コミュニケーション”に尽きると考えています。全員でコミュニケーションについて考え、チャレンジし、さらに個々のスキルアップを図ることで、多能工化にも繋げていきたいと考えています。
取り組み内容
コミュニケーションの醸成で業務の効率化を図る!
社員同士のコミュニケーションを円滑にするため、近年不定期開催となっていた親睦会活動を復活させました!春は花見、夏はバーベキュー、秋はボーリング大会、冬は忘年会と、季節ごとに開催しています。また、毎年実施している餅つき大会に地域の子供たちを招くことで地域とのふれあいを図ることができました。そして、昨年は研修旅行も行い、日頃会話することの少なかった社員間の会話も増え、仕事現場では仲間を助け合う声掛けのアクションに繋がっています。
社内外に向け・・・企業イメージ向上への取り組み
創立60周年を迎え、次の100周年に向けて前進するため、企業ロゴと作業服をリニューアルしました。作業服はお客様からの評判はもちろんのこと、同じ建設企業様からも「素敵な取り組みですね」とお声がけいただく機会が増え、業界のイメージアップに貢献するとともに、社員のモチベーションアップにも繋がっています。
また、ホームページとフェイスブックを活用し、企業ページへ誘導することにも努めています。実際にホームページを観た方からの問い合わせにより、採用にも繋がりました。今やホームページは商品や業務内容を紹介するだけのものではなく、雇用創出の重要なツールだと実感しています。
週休二日制実現とともに進んだ多能工化への取り組み!
数年前から週休二日制を導入しています。社員からは「体と心の切り替えができる」「家族との時間を持てるようになった」など、嬉しい声も聞かれ、うまく活用してもらえるようになってきていますが、全員が休みを取りやすい環境を整える必要があるため、既存職員の多能工化やスキルアップにも力を入れています。
取り組みのひとつはドローンによる測量技術です。先端技術を取り入れることで、測量時間や人員の削減に繋がり、人手不足にも対応できる企業に成長しています。
また、工事資料のまとめ方やデータ保存をルール化し、担当者不在時でも対応できるようにしています。さらに、ネット上で承認が可能な書類を選別し、遠隔からの承認が行えるようなり、社内決裁等もスムーズに行えるようになりました。これらの取り組みにより“ペーパーレス化”というメリットもあり、社内の整理整頓にも繋がっています。
大型ディスプレイを導入し、全会議体で運用しています。大画面に画像を投影することにより、紙媒体を用いた会議よりも、より具体的に現状を把握することができ、社員の中でも「分かりやすい」と好評です。これまでの会議では約20ページもの紙資料を配布していましたが、それらを廃止することにより、紙や資料作成にかかる時間が大幅に削減されました。さらに、発表者は画面を用いて説明を行うため、個人のプレゼンテーションスキルの向上にも繋がるのではと期待されています。
また、雑誌やカタログなどをそのままスキャンできる機器を導入しました。製本されたものを効率的に取り込むことが可能となり、簡単にイントラ等で配布・閲覧ができるため、情報共有もタイムリーに行えるようになりました。特に情報誌の回覧は早くなりました。
コロナ禍ならでは!リモート現場見学会で建設業の魅力発信!
高校の教室と現場をリモートでつなぐ現場見学会を実施し、将来建設業への入職を目指す若者へ向けて建設業の魅力を伝える活動をしています。この現場見学会はMicrosoft Teamsを活用し、遠隔臨場や鉄筋を結束する様子など、現場の状況や職人の手元の技術を、画面を通して見てもらうものです。
通常の現場見学会では危険な場所もあるため、見てもらえる場所や距離感に限界があるという弱点がありましたが、それらが解消され、実際の現場での見学会よりも臨場感あふれる光景を見ることができるため、生徒にもイメージが湧きやすいのではないかと思います。
この活動はコロナ禍から生まれたものですが、まさに「ピンチはチャンス!」と言える取り組みの一つだと感じています。
認定項目
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